1998-05-18 ◆<星>バタム/ビンタンは依然平穏 【シンガポール】ジャカルタの政情不安が深刻化しているにも関わらず、シンガポール拠点の企業がここ数年間に大挙進出したインドネシア領のバタム島とビンタン島は依然平穏を保っているようだ。 バタム工場でモデムやサウンド・カードを製造する地場企業アズテク・システムズのマイケル・マン社長は、混乱の気配はなく、仕入れも、出荷も順調だが、銀行が業務を停止したため、給与支払いに不自由している語った。同社は製造業務の30~35%をバタム工場に依存しているが、もし混乱が生じれば、他の工場により補完できると言う。 一方、ビンタン島に2つの工業パークを経営するシンガポール・テクノロジーズ・インダストリアル・コープは、状況は依然平穏で、アジテーションやデモの兆候も見られないが、必要があれば、スタッフや駐在員を避難させる計画を立てていると言う。 しかしホテル業界にはキャンセルが相次ぎ、特に日本人旅行者のキャンセルが多いと言う。 先週末には、ジャカルタやインドネシアの他の地域からの外国人駐在員やその家族の帰国やシンガポールへの退避が相次ぎ、混乱も生じている。 先週木曜にジャカルタを脱出したコンパックの幹部によると、空港に通じる主要ハイウェーが不通なため、何度も迂回を余儀なくされたと言う。 コール・アソーシエーツの幹部によると、一部の者は空港に辿り着くまでに、何度も車を止められ、その度にかなりの額を支払わされたと言う。(ST,BT:5/16)