1995-05-05 ◆<馬>イリイチ、97年までにKL証取上場目指す 【ペナン】電子機器/部品製造会社イリイチ(M)Sdn Bhdは1997年10月までにクアラルンプル証取(KLSE)への上場を果たす計画だ。 イリイチ通信工業の田中社長がNST紙に語ったところによれば、KLSE上場は同社の現地化計画の一環で、向こう4年間には研究開発(R&D)センターもペナンに設け、最終的にはマレーシアで設計された完全なマレーシア製品の製造を目指す。そのためはマレーシア人エンジニア約30人をプールする必要があり、これらのエンジニアは当初日本人専門家の訓練を受ける。イリイチ通信工業が66.67%、ニチメンが28.23%、ニチメン・アメリカ・インクが5%出資して89年に設立された同社の払込資本は現在2170万Mドルだが、KLSE上場に向け4000万Mドルまで増資される。マレーシア工場は主に電子レジスター、トランス、コイル、スイッチ、電力供給機器、アダプターを製造、製品の35%は日本に、30%は米国に、15%は欧州に輸出している。主要顧客にはカシオ、キヤノン、NEC、AT&T、ダイボールド、AMTが含まれる。昨年の営業額は1億5000万Mドル、税引き利益は780万Mドルで、今年は1億6000万Mドルの売上と1000万Mドルの税引き利益達成を目指している。同社のプライ工場(1万4000平米)は既に製造能力の限界に達しているが、今年10月にはクアラ・プルリス工業団地に新工場がオープンする。1500万Mドルを投じて建設される新工場の従業員は、当初の500人から2年以内に2000人に増員される予定だ。(NST:5/4)