1998-05-25 ◆<星>日本人社会、3分の1が帰国? 【シンガポール】シンガポールの日本人社会は一口に3万人と称されてきたが、ここ数ヶ月帰国者が増加しており、その数は1万人近くに達するもようだ。 日本大使館も日本商工会議所(JCCI)にも正確な統計は存在しないが、JCCIスポークスマンによると、帰国する者が入国するものを上回っており、引っ越し会社も日本向けの家具の運送注文が増えている。日本人学校も在校生の数が160人、または5%ほど減少したとしている。 JCCIが傘下の会員日系企業650社に調査したところでは、これらの企業の今年3月時点の日本人スタッフの数は、その実昨年同期をわずかに上回っており、6ヶ月後の雇用数も4278人と2%の減少が予想されているに過ぎない。とは言えJCCIのメンバーはシンガポールに進出した日系企業の半分以下のため、以上の数字は必ずしも現状を忠実に反映しているとは言えない。 日本大使館スポークスマンは、1万人を超えぬ日本人がここ数四半期にシンガポールを後にしたとのみ語り、具体的数字は示さなかった。 日本人社会の縮小は、当地における日本レストラン約200店や100店を超えるカラオケ・ラウンジの営業に影響を及ぼすだけでなく、住宅賃貸市場にも衝撃を及ぼしそうだ。 日本人は約7500ユニットのアパートを賃借しており、ポピュラーな日本人向けコンドミニアム、クレメンティ・パークの2400平方フィートの賃貸料は往時の3500~4000Sドルから2500Sドルに下降していると言う。(BT:5/23)