1998-06-04 ◆<星>蘇州タウンシップ管理権返上 【シンガポール】シンガポールは、中国と合弁で開発を進めてきた蘇州タウンシップの管理権を中国側に引き渡す方針を決めたようだ。 テレビジョン・コーポレーション・オブ・シンガポールが2日放映したインタビュー番組インサイトの中で、チャイナ・シンガポール・スーチョー(蘇州)インダストリアル・パーク・デベロプメント・カンパニー(CSSD)のリム・ネオチアン最高経営者(CEO)は、「マスタープランでは、タウンシップの人口は10万人だが、現在の居住者は僅か500人に過ぎず、この点に関してはほとんど成果が上がっていない」と述べるとともに、「商業/住宅開発プランは蘇州タウンシップ構想の不可欠な一部分だが、同プランが実現する見込みはない」と悲観的見通しを語った。 CSSDの元CEO、リム・チーオン氏は、同番組のなかで「蘇州市当局は、プロジェクトの目標を見失っており、物理的な開発や投資誘致に夢中になっている」と批判的コメントを行った。同氏によれば、タウンシップ開発の目標やポリシーが失われれば、蘇州タウンシップは他の工業パークや商業パークと何ら変わるところがない。 リム・ネオチアン氏によると、シンガポール側は5年間で必要な技術/ノーハウの移転を完了し、同プロジェクトから手を引く方針を決めたと言う。(ST,BT:6/3)