1998-06-11 ◆<馬>年初5ヶ月のセメント需要25%ダウン 【クアラルンプル】今年初5ヶ月の半島マレーシアのセメント消費は、昨年同期に比べ25%縮小した。 マラヤン・セメントのジェフリーC.ポープ重役(MD)が9日の年次総会後語ったところによると、国内では今後さらに新生産施設が稼働することから供給過剰が生じる見通しだ。マラヤン・セメントはセメント輸入を停止し、新たな輸出市場の開拓を図っている。マレーシアは昨年300万トン以上のセメントを輸入したが、同輸入をストップすることにより、需給バランスを改善できる。マラヤン・セメントは昨年通年で130万トンのセメントを輸入したが、今年3月以来輸入を停止している。 シンガポール方面のセメント需要は安定を保ちそうだが、同社の業績は、昨年に比べ後退が予想される。同社は東マレーシア、中国、香港にも輸出しているが、域内市場全体が供給過剰に陥っている。またラテン・アメリカや南アフリカへの輸出は魅力に欠ける。 石炭を輸入している関係で同社はMドル軟化の影響を受けているが、米ドル建ての債務はないため、それほど深刻な影響は受けていない。1997年12月期、13ヶ月の税引き前利益は1億7230万Mドルと、前年比7.6%の増加を見たと言う。(STAR:6/10)