1998-06-15 ◆<印度>スワデシ予算、座礁? 【ニューデリー】インド人民党(BJP)政府がスワデシ(経済民族主義)政策の実現を目指して国会に上程した新年度予算案が業界や市場筋の厳しい批判と反発を受ける中で、ヤシュワント・シンハ蔵相は12日、一律8%の輸入関税を4%に引き下げ、源泉徴収税と尿素値上げ案を取り下げると発表した。 この日、3日間にわたった予算案審議の総括演説を行った蔵相によると、特別追加関税は8%から4%に引き下げられ、貿易業者だけでなく、産業界が原料や資本財を輸入する際も同税を免除する。 また多くのインフラストラクチャー企業が海外借款を通じてプロジェクト・コストを賄うことを計画しているため、インフラ・コストを高めないために源泉徴収税の導入を見合わせたと言う。 シンハ蔵相がその後マスコミに語ったところによれば、尿素価格の値上げ見送りにより2000クロー、特別追加関税のカットにより1300クロー、消費税の35%から32%へのカットにより300クロー、都合3600クローの歳入減が見込まれると言う。(ET,IE:6/13)