1998-06-24 ◆<星>リセッションは不可避:アナリスト 【シンガポール】エコノミストらは、経済状況に改善が見られないなら、譬え政府が景気浮揚策を講じてもシンガポールが今年リセッションに陥ることは免れないと予想している。 アナリストらは政府の景気浮揚策により創出される需要は限られたもので、大きな期待はできないものと見ている。政府の景気浮揚策の中心は流動性の緩和と見られるが、これにより創出される国内需要が、経済成長に及ぼす効果は小さいものと予想されている。 ロンドン・ベースのコンサルタンツ・エコノミクス・インクが調査したところでは、アナリストらが予想するシンガポールの今年の国内総生産(GDP)成長率は平均1.2%で、少なくともシンガポール拠点の金融機関4社がマイナス成長を予想している。 加えて、先週土曜に発表された5月の貿易統計数字が低調だったことから、見通しはさらに冴えないものになっている。そしてその翌日には、ゴー・チョクトン首相が「仮に政府の景気刺激措置により需要が創出できず、シンガポールが域内のリセッションの重圧に耐えられないなら、シンガポールもリセッションに陥るだろう」と、これまで政府が発表したものの中で最も悲観的な見通しを示した。(BT:6/23)