1998-06-27 ◆<星>副首相、下半期にリセッション予想 【シンガポール】リー・シエンロン副首相は、シンガポールが今年下半期にリセッションに陥る可能性を認める発言を行った。 リー副首相は水曜、サウス・チャイナ・モーニング・ポストに対して、四半期ベースの国内総生産(GDP)成長率が不安定になり、技術的にリセッションと認定される状況が生じる恐れがあるが、通年では依然としてプラス成長を維持できると語った。リセッションの技術的定義は2四半期連続マイナス成長が記録されることで、副首相の談話は、これまでシンガポールの指導者が行った発言の中で最も悲観的なものと言える。 リー副首相は、政府が実行可能な予算外景気刺激措置として、公共料金や税の引き下げ、政府支出の拡大を上げるとともに、公共投資を拡大するいわゆる呼び水政策や国民の消費需要の喚起、あるいは逆境中和策と言った措置よりも、企業の困難乗り切りを支援するような措置を講じる可能性を示唆した。 アナリストは以上の談話から見て、政府支出の増額もそれほど積極的なものではなく、救済策が講じられる可能性も薄いことから、顕著な景気浮揚効果は期待できないと評している。(ST,BT:6/26)