1998-07-01 ◆<印度>アショック、タタの商用車市場支配に挑戦 【カルカッタ】インドの商用車市場がリセッションに直面する中で、インド南部を拠点とするAshok Leyland Ltd(ALL)が、商用車市場の覇者タタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニーLtd(Telco)の牙城東部諸州に侵攻、後者のシェアを浸食している。 Hinduja一族に率いられるALLの西ベンガル、ビハール、オリッサ等の東部諸州におけるシェアは、これまで6~9%だったが、今では15%に拡大。同社は初戦の戦果に満足せず、目下農村地域のディーラー網構築を図っている。AJ Sandil重役(ED)によると、現在同社はこれら3州に16ディーラー、27店舗、72公認サービス・センターを有する。Sandil氏は、市場調査の結果、東部諸州では鉱業活動が活発で石炭輸送の需要が大きいことを発見、このため大型ダンプとゴミ収集車を投入し、成果を上げたと語る。 ALLはギャラップに既存及び潜在顧客の需要動向調査を依頼、同報告に基づき顧客のニーズに応じた市場戦略を展開したが、同戦略は奏功し、急速なシェアの拡大を見た。インド全体の商用車市場における同社のシェアは1996/97年の27%から1997/98年の32.2%にアップ、今年度の第1四半期中に40%のシェア獲得を目指している。 ALLは近く超高級バス市場に50人乗りのPanther(170万ルピー)と30人乗りのCruiser(270万ルピー)を、またモノコック・ボディーのエアコン付き乗り合いバス(120-140万ルピー)も投入する。これらの決定も市場調査結果に基づくものと言う。商用車市場へのボルボの進出に関して、Sandil氏は、「彼らは40トン車のニッチ市場に照準を合わせているが、同市場規模はインド全体でも年間300台に過ぎない」と指摘した。(ET:6/30)