1998-07-03 ◆<星>第3四半期の石油精製市況、暗澹 【シンガポール】シンガポールの石油精製業界は、第2四半期には移り気な景気の変動を体験したが、第3四半期の市況は目下のところ、今年に入って以来最低で、業界筋はこうした暗澹とした状況がさらに持続する可能性を予想している。 今年4月には中国とインドネシアの時ならぬ需要に支えられ、バレル当たりマージンは一次製油の場合1.60米ドル、高付加価値の二次製油の場合2.80米ドルをマークしたが、今ではゼロ及び1米ドルに下降している。現在のレベルは第1四半期の30米セント/1.50米ドルのマージンも下回っている。 第3四半期には伝統的に市況が軟化するが、域内の経済危機がこうした傾向に拍車をかけた感が有る。ASEAN産石油製品の主要市場は、中国とインドだが、米系石油会社はインドネシア方面の中間溜分製品に対する需要が高まるのではないかと注目している。 とは言え保守を終えた韓国製油所の操業再開が見込まれる他、向こう2ヶ月間には日本の製油所もメンテナンスを終えて競争に加わる見通しだ。 シェルやエッソは既にシンガポールにおける生産削減を行っているが、業界筋はアジアの経済危機に伴う設備過剰から、向こう2年にわたり生産削減を強いられる可能性もあると予想している。(BT:7/2)