1998-07-16 ◆<馬>TRI、タイム・テレコムに買収提案 【クアラルンプル】マレーシア最大のセル式電話会社、テクノロジー・リソーシズ・インダストリーズBhd(TRI)は、財政危機に瀕したライバル、タイム・テレコミュニケーションズ・ホールディングズ(タイム・テレコム)に対して25億Mドルの負債を引き受けるかわりに、全権益を1Mドルで買収することを提案した。 タイム・テレコム及びその親会社レノンBhdの幹部2人は、ブルームバーグに以上の消息を確認したが、同取引がまとまれば、債権者の取り立てに対する保護を法廷に申請したタイム・テレコムの親会社タイム・エンジニアリングは命綱を得ることになる。 これに先立つ2週間前には、90億Mドルの負債を抱え、98年3月期(9カ月)に3億1240万Mドルの損失を計上した親会社のレノンBhdがクレジット・スイス・ファースト・ボストンに事業の再編を委ねている。今回の子会社の身売り話も与党統一マレー国民組織(UMNO)のビジネス・アーム、レノン・グループの窮状を窺わせるものと言える。 また一方、TRI自体も13億Mドルの負債を抱えており、昨年末時点で同社は15億4000万Mドルの現金準備を有するものの、アナリストらはそれだけでは、不十分と見ている。それによると同社は13億1000万Mドルの長期債務に加え、来年10月と11月に満期を迎える14億5000万Mドルの社債の償還も準備せねばならないと言う。(ST,BT:7/15)