1998-07-24 ◆<星>シェル/モービル、S$3億芳香族合弁? 【シンガポール】シェル・ケミカルズとモービル・コープは、両社間のものとしては初の製造合弁プロジェクトをシンガポールで進める可能性を協議しているようだ。 消息筋によるとこれは、景気の周期的変動に対処する戦略的投資でもあり、当初の投資額は2億~3億Sドルと見積もられるが、他の石油化学投資の呼び水になり、雪だるま式に膨張する可能性が有る。 恐らくモービルがジュロンに設けた11億Sドルの芳香族コンプレックスを共同で拡張するものと見られ、これによりシェルは13億Sドルのスラヤ・ケミカルズ・プラントの拡張に際して、原料の供給を確保できる。 モービルの既存芳香族プラントの年産能力は75万トンで、この内35万トンはパラキシレン、残りはBTX即ちベンゼン、トルエン、キシレンで占められる。 シェルはジュロン・プラントからベンゼンの供給を受けることにより、スラヤ島プラントでスチレン・モノマーの製造を拡張できる。 ジュロン・プラントに2億~3億Sドルの拡張工事が施されることにより、BTXの生産能力は2倍に拡大されるものと見られる。 しかしながら当地のモービル・スポークスマンはそのような話は聞いておらず、仮に事実としても、モービルの独自の拡張計画とどのような関係をなすか理解できないと指摘した。(BTl:7/23)