1998-08-15 ◆<星>投資環境、依然スイスに次ぎ2位 【シンガポール】アジア経済危機の最中にも関わらずシンガポールは依然としてスイスに次いで世界第2の投資環境を維持している。 米国拠点のビジネス・エンバイロンメント・リスク・インテリジェンス(BERI)は最新レポートの中で以上の調査結果を示す一方、来年シンガポールは台湾追い越され、3位に後退すると予想している。それによると、シンガポールの国内総生産(GDP)は今年1%、来年はゼロ%の成長が予想されるのに対して、台湾は今年5%、来年も4%の成長が見込まれる。シンガポールは投資収益性も1992年以来最低レベルに落ち込んでいる。しかし5年後には再度2位返り咲くと言う。 シンガポールの政治リスクは今年も変化していないが、経営リスクから見た評価は台湾に次ぎ3位に後退した。また資金移動リスクと人員派遣リスク面の評価はいずれも5位から6位に下降した。 域内の貿易・投資の下降が深刻な影響を及ぼしており、今年はシンガポールの製造業製品輸出が電子製品を中心に大きく後退する見通しだ。またSドル高のシンガポールを脱出、ローカル通貨が下落した近隣諸に製造拠点を移転するものも出そうだ。 BERIはマレーシアの評価も19位から23位に、インドネシアは43位から45位に、それぞれ引き下げている。(ST:8/14)