1998-08-15 ◆<星>アナリストの不動産銘柄業績予想分裂 【シンガポール】不動産銘柄は持続的な値下がりを見ているが、証券アナリストの業績予測は区々で、例えばファースト・キャピタル・コーポレーション(FCC)の1998年6月期通年の業績に関してキムエン証券は2700万Sドルの純損失を予想、これに対してモルガン・スタンレーは1億3500万Sドルの純益を予想している。 アナリストらは、多額の引き当てがなされると言う点では、一致しているが一体どれほどの額にのぼるのか、具体的な数字を敢えて示すものはない。とは言えFCCやウィンタイ・ホールディングズのような住宅プロジェクトに集中したデベロッパーは、DBSランドやシティー・デベロプメントのようにオフィス不動産の開発も手がけたものに比べ、より深刻な打撃を被ったものと見られている。 大和証券アナリストは不動産各社の平均30~40%の減益を予想した。地元証券会社のアナリストは、これまでは純益の推移が業績予測の中心になってきたが、今や引き当ての額が決め手になっており、バランス・シートと負債のレベルから生存能力を判定することが、より重要になっいると指摘した。(BT:8/14)