1998-09-01 ◆<星>アナリスト、不動産会社の引き当て拡大予想 【シンガポール】シンガポールの不動産銘柄の多くが既に多額の暫定引き当て金を計上しているにも関わらず、アナリストらは、今後さらに多くの引き当てが必要になると見ている。 MCLランド、ケッペル・ランド、DBSランド、シティー・デベロプメント等は中間決算で、そろって多額の引当を計上したが、アナリストらはこれらの不動産会社は下半期にも引き当てを積み増さねばならないと予想している。とは言え下半期に積み増しされる引き当ての額に関しては、アナリストの意見も一様ではない。 ケッペル・ランドは上半期に4800万Sドルの引き当て金を計上したが、市況がピークに達した1997年に同社が買収した5区画の土地だけで、値下がり額はこれまでに2億6700万Sドルに達している。こうした中で証券会社4社中3社がケッペル・ランドは下半期(12月期)に損失を計上するものと予想している。 また今年6月から現在までに不動産市場は10~15%の落ち込みを見たが、MCLランドの引当金はこれをカバーしているものの、DBSランドの引き当ては完全にカバーしていない。とは言え、一部のアナリストはDBSランドの下半期引き当ては、上半期の7500万Sドルを遙かに下回ると予想している。またアナリスト5人中2人が、DBSランドは下半期に損失を出すと予想した。(BT:8/31)