1998-09-12 ◆<馬>教育相と外相がナンバー・ツーの座競う? 【クアラルンプル】マハティール首相が火曜、与党統一マレー国民組織(UMNO)の3500人の代表を前に披露した挿話から、ナジブ・トゥン・ラザ教育相とアブドラ・バダウィ外相のいずれかが、ナバー・ツーの座を射止め、最終的に首相の座に就くのではないかとの憶測が高まっている。 マハティール首相は同会議の席上、マレーシアの首相を務める者は伝統的に教育相の経験者であり、自分がダト・アンワルを教育相のポストに就けたことには後継者としての期待が反映されていると語った。 同挿話は現職のナジブ教育相(45)の支持者らを勇気づけたが、バダウィ外相(59)も1984-86年の間に教育相を務めた経験を有する。ミスター・クリーンの異名をとるバダウィ氏はソフトな物腰と如才のない心配りで定評があるが、ラフなプレーが要求される困難に直面した際には迫力に欠けると訝る向きもある。 またミスター・クリーの経歴には全く傷がない訳ではなく、ラザレイ元商工相とムサ元副首相が手を組みマハティール首相に反旗を翻した際、バダウィ氏もこれに荷担した経緯がある。 一方、アブドゥル・ラザ第2代首相の子息で、都会派スタイリストのナジブ教育相は1996年のUMNO役員選挙で3人の副総裁補の中でトップ当選を果たしたが、同氏の経歴も決して無傷ではない。 マレーシア最年少首席大臣の不倒記録を保持する同氏は、やはり1987年のUMNO大分裂の際、当初はラザレイ/ムサ連合に与したが、最後の1分間にに寝返り、マハティール派を僅かの差で勝利させた経歴を有する。 同氏は最後の瞬間まで態度を表明せず、慎重に風向きを測る傾向があるが、最近某誌から、No1とNo2のいずれを支持するか問われた際も、両様にとれる曖昧な発言を行っており、UMNOバックベンチャーの1人は「彼のロイヤリティーに対する疑問は根が深い」と語ている。(ST:9/10)