1998-09-18 ◆<星>IPC、中核PCビジネスの買い手物色? 【シンガポール】IPCコープは創業以来中核としてきたPC(パソコン)ビジネスの売却を図っているようだ。 消息筋によれば、IPCは、監査会社プライス・ウォーターハウスの支援下に、7000万米ドル銀行ローンの再編と不採算部門の切り捨てを通じて、事業再建を目指しており、最終的にポイント・オブ・セール(POS)端末とスィン・クライアント・テクノロジー・ビジネスに照準を合わせることになりそうだ。 IPCは最近発表した年次報告書の中で、TCO(トータル・コスト・オブ・オーナーシップ)の飛躍的な抑制を可能にするウルトラ・スィン・クライアント・テクノロジーの応用開発に全力を傾注する方針を明らかにしている。同技術を応用することにより、1台のコンピューターを5人が同時に使用し、それぞれ異なるプログラムを走らせることができる。 同社がこれまで中核としてきたPCビジネスは不振で、特に期待のMY.G.NiEコンピューターはローカル市場にさしたる反響を呼ばなかった。 IPCは中国の珠海に1億1300万Sドル相当の土地を有し、同地を開発する計画を最近発表したが、観測筋は不動産ビジネスも売却の対象になるものと予想している。IPCもまだ如何なるビジネスを売却し、如何なるビジネスを維持するかハッキリした見通しを立てていないものと見られるが、観測筋は次のステップはIPCマネージメントと債権銀行そして金融アドバイザーが同じテーブルを囲み、経営方針を決定することと語った。(ST:9/17)