1995-05-22 ◆<星>鉄鋼会社、建設請負業者に鉄筋供給特別便宜 【シンガポール】政府系鉄鋼会社ナットスチールは輸入鉄筋に対する反ダンピング税の影響を受ける建設請負業者に最大20万トンの鉄筋を供給する特別便宜を提案した。 ナットスチールがST紙に明らかにしたところによれば、目下同社製品の市場価格はトン当たり550~560Sドルだが、同社は先月シンガポール請負業者協会(SCAL)に対してトン当たり540Sドルで上記の量を供給することを提案した。同便宜はダンピング税導入前に請け負った契約から損失を被る業者の窮状を救うためのもので、SCALとの密室協議後実施が決定された。ST紙が知る限りでは、これまでに利用されたのは8000トンのみで、SCALは目下メンバーの利用状況をチェックしている。シンガポール政府はナットスチールの要求を認め、トルコから輸入される鉄筋にトン当たり13~96Sドル、マレーシアのアムスチール製鉄筋に同111Sドルの暫定割り増し税を掛けているが、SCALは傘下企業の損失は最大3000万Sドルにのぼるものと見ている。市場筋によるとナットスチールはメキシコ等から輸入される鉄筋についてもダンピングの訴えを提出していると言う。(ST:5/20)