1998-10-06 ◆<星>ネットスケープ、法人向けソフト新製品発表 【シンガポール】米国の大手インターネット会社ネットスケープはこのほどシンガポールで法人向けソフトウェア新製品、“アプリケーション・サーバー”を発表した。 アプリケーション・サーバーは、多くのユーザーをサポートしながら、ビジネスに欠かせぬインターネット・アプリケーションを走らせることができるソフトウェアで、例えば米国の証券会社E*トレードは、アプリケーション・サーバーを用いて、25万顧客をサポート、インターネット上で1日平均6万件以上の取引を処理している。 アプリケーション・サーバーを開発したKiva Software CorporationのLim Keng Siang氏は、マレーシアに生まれ、シンガポールの高専を卒業後、英米の大学で学位を取得、シリコン・バリーでKivaを初めとする複数の企業を興した。 Kivaは昨年末にネットスケープに買収され、アプリケーション・サーバーは、ブラウザー会社からインターネット・コマース・テクノロジー会社に変身を目指すネットスケープの主要な戦略商品になっている。 しかし、米国情報技術(IT)市場調査会社ガートナー・グループは、「ネットスケープがインターネット法人アプリケーション市場の総合的プレーヤーに成るには、Kivaの技術だけでは不十分」と警鐘している。 ガートナー・グループによれば、ネットスケープのインターネット法人アプリケーション市場における成果は極めて貧弱で、舞台の幕は既に下りようとしている。Kivaは恐らくネットスケープが同市場に足場を築く最後のチャンスをもたらすものと見られるが、同市場ではウェブ・ロジック、IBM、NCR、マイクロソフト、、オラクル等が鎬を削っていると言う。レポートは最後に、ネットスケープが成功するか否かは、有効な支援サービス態勢を築くことができるか否かにかかっていると指摘している。 ネットスケープ幹部によると、同社はシンガポールと全世界でサポート・スタッフの強化を図っている。ネットスケープの6月期四半期の売上は昨年同期比25%増の1億5000万米ドルに達したと言う。(BT:10/5)