1998-10-07 ◆<馬>警察、与党連合の10万人集会を禁止 【クアラルンプル】マレーシア警察は、マハティール首相指導下の団結を世界に誇示する狙いから与党連合国民戦線(NF/BN)が今週土曜に開催を予定していたクアラルンプル市内ナショナル・スタジアムにおける10万人集会を、安全上の理由から禁止した。 クアラルンプル市警のカマルディンMdアリ長官は6日記者会見し、主催者には以上の決定を既に通知したと述べるとともに、市民に10日はナショナル・スタジアムに赴かぬよう呼びかけた。 与党統一マレー国民組織(UMNO)のヒシャムディン・フセイン副部長補は先月27日、プルヒンプナン・プルダナ(偉大な団結)と命名された10万人集会の目的は、国民の大部分がマハティール首相の指導下に団結し、マレーシアの平和が依然として保たれていることを、世界に示すことにあると説明していた。 しかし、野党や民権組織等18団体により組織された“マレーシアン・ジャスティス・ムーブメント(MJM)”も、NFに対抗し、今月17日にやはりナショナル・スタジアムで50万人集会を催すことを計画、警察に許可を申請していた。 野党イスラム党(PAS)のファジル・ノール議長は、「もしNFが今月10日に催す10万人集会が許可されるなら、当然MJMの申請も認められるはず」と指摘していた。 一方、月曜にアンワル前副首相の公判審理を担当したオーガスチン・ポール高裁判事は、公判期間に公開の場で、当該訴訟に関わる如何なる発言を行うことも禁止すると裁定を下していた。(ST,LZ:10/7)