1998-10-09 ◆<星>世界のトップ生命科学会社10社を誘致 【シンガポール】シンガポールは2010年までに世界のトップ・クラスのライフ・サイエンス企業10社を誘致する計画だ。 ヨー・チュートン保健相が7日催された米系製薬会社Merck Sharp & Dohme(Singapore)Ltdの工場起工式の席上明らかにしたところによると、経済開発局(EDB)が立案した“インダストリー21”コンセプトの下、ライフ・サイエンスは大きな潜在性を有する産業クラスターとして注目されており、同クラスターの1人当たりの付加価値生産は製造業の平均を上回っている。 目下同クラスターには大小の企業80社以上が属しており、Merck、英系Glaxo Wellcom(S$7.5億)、米系Schering Plough(3.4億)、仏系Rhone Poulenc(1.72億)、英系Beecham Pharmaceuticalsの5社だけで、投資額は19億4100万Sドルにのぼる。このため政府はトゥアスのファーマ・ゾーンの面積を当初の50haから100haに拡張した。 一方、経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長によると、当初の85億Sドルから78億Sドルに下方修正された今年通年の製造業投資目標額はほぼ達成できる見通しで、同局は既に1999年の投資誘致に本腰を入れている。 シンガポール経済は過渡期を迎えており、就業機会が急速に失われている。また新規創出される就業機会は、喪失したものとは異なるタイプに属しているため、迅速な調整が必要とされている。例えばMerckのプロジェクトは150人分の就業機会を創出する見通しだが、その半ばは高等教育を受けた者に対するものである。 来年の製造業投資目標は未定だが、今年のレベルを実現するよう最善を尽くすと言う。(BT,LZ:10/8)