1998-10-20 ◆<印度>フィアット、M&M製車両を輸出? 【ムンバイ】イタリアの自動車メーカー、フィアット・オートはインドにおける車両のノックダウン製造に伴う輸出義務を、他社の車両を輸出することにより満たす可能性を研究しているもようだ。 フィアットの完全出資子会社、フィアット・インディア・オートモービルズLtd(FIAL)は、プーナ近郊Ranjangaonに年産10万台の新工場を設け、178ワールド・カー・プロジェクトに基づくPalio/Siena/Palio Weekendの製造を計画、またフィアットと地元プレミア・オートLtd(PAL)の51:49の合弁会社Ind Auto Ltd(IAL)はPremier Padminiの他、ガソリン・バージョンとディーゼル・バージョンのFiat Unoを製造、1999年1月からはFiat Sienaの製造も手がける予定だ。 これらの車両はPremier Padminiを除き、いずれも輸入キットからノックダウン製造され、対外貿易総監(DGFT)との間で交わされた覚書に基づき、キット輸入代金に相当する製品や部品の輸出を義務づけられている。 ムンバイ拠点の多目的車/軽商用車/トラクターのメーカー、マヒンドラ&マヒンドラLtd(M&M)は、先週木曜、FIALのGianni Ravina重役(MD)に対し、M&M製車両のプレゼンテーションを行った。 フィアットがM&M車両の輸出の可能性を検討する正確な理由は不明だが、インドに進出した外国自動車会社は、いずれも国際的な景気不振から輸出義務を満たすことが極めて困難になっているようだ。こうした中でメルセデス・ベンツ・インディアはルピー建て借款ルートを通じたロシア向け輸出の可能性を探っていると言われる。(THBL:10/17)