1998-10-27 ◆ERPベンダー、<星>中小企業に注目 【シンガポール】ヒューレット・パッカード(HP)、マイクロソフイト、インテルは、先週2日間(20/21)にわたり、中小企業を対象にしたものとしては初めてのエンタープライズ・リソース・プラニング(ERP)ソルーション応用セミナーを催した。 ERPソフトウェアは、自動化プロセスの導入により人材管理、会計、製造、セールス等の効率的運営を図るものだが、これまでは専ら大企業に用いられ、中小企業は、コストが嵩み、複雑すぎるとして、この種のソルーションを敬遠してきた。 “コンピート98”と銘打った今回のセミナーでは、インテル・チップ搭載のHP社ハードウェアとマイクロソフト・ウィンドウズNT・オペレーティング・システムをベースにした中小企業にも手の届く価格のERPソルーションが紹介された。 市場調査会社インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)マレーシアのセリーナ・チン課長によると、シンガポールの企業の98%、したがって9万5000社が中小企業で、これらの企業はほとんど手つかずのERP市場となっている。しかもIDCが接触したシンガポールの中小企業の半ばが、NTベースのERPシステムを導入する用意があると表明したと言う。 ドイツ系世界最大のERPソフトウェア・ベンダーのSAPは、こうした中小企業を対象に50万Sドル以下のパッケージを準備、6カ月内の据え付けを保証している。英国Tetraはその提供するCS/3ソフトウェアに対する投資は3年で回収できるとしている。同社幹部によると、こうした中小企業の幹部にはマウスに手を触れたことのない者も多数存在するが、依然として新技術を学ぶ意欲を備えており、粘り強く説明すればERPソルーションの導入を説得することは可能という。 今回のセミナーにはSAPやTetraの他、オランダのバーン、Glovia、JDエドワーズ等、15社以上のERP専門会社が参加した。(BT:10/26)