1998-11-04 ◆<星>エイサー子会社、下半期の業績改善予想 【シンガポール】シンガポール拠点の台湾系エイサー・コンピューター・インターナショナルLtd(ACI)は今年下半期の業績が、上半期に比べ改善すると見るとともに、域内経済危機が引き続き同社の業績を圧迫するものと予想している。 ACIの上半期純益は昨年同期の1790万Sドルから35万2000Sドルに縮小した。ACIのウィリアム・ルー会長は、上半期には何とか黒字を維持でき満足しているが、高い資金コストが引き続き利益を浸食するのではないかと懸念していると語った。 エスティメート・ディレクトリーによれば、アナリストらはACIの通年の純益を平均1700万Sドルと予想したが、上半期の業績発表後、フレーザー証券は920万Sドル、INGベアリングは200万Sドル、野村証券は40万Sドルに下方修正している。 ACIの純益は1996年の5160万Sドルから1997年の2430万Sドルへと下降線を辿っている。97年の業績下降は主に系列会社エイサー・コンピューター・ラティノー・アメリカの第4四半期業績の不振によるが、ルー氏によるとラティノー・アメリカの業績は、在庫整理も進捗を見たことから今年下半期には改善する見通しだ。 ルー氏によるとアジア経済は1992年以来高度成長を続けてきたが、こうした高成長は長期間持続することはできない。現在は調整期を迎えているが、1999年下半期には改善が見込める。韓国/タイ/マレーシア/インドネシアは同社の営業額に25~35%貢献してきたが、これらの地域の経済危機で同社は深刻な打撃を受けた。こうした中でルー氏は比較的経済危機の打撃が軽いシンガポール、香港により多くのリソースを投入する考えを明らかにした。(BT:11/3)