1998-11-17 ◆<印度>鉄鋼市況、来年3月までに回復も 【ムンバイ】国内自動車産業市況に回復の兆しが見えることから、鉄鋼業界の中には、来年第1四半期には譬え僅かにしろ鉄鋼市況が回復に転じるとの期待が生じている。 こうした楽観論者は、回復は亜鉛鍍金製品からスタートし、熱延綱板に及び、伝統的なモンスーン期間の市況低迷も乗り切れると予想している。通常亜鉛鍍金製品の市況回復はモンスーン後にスタートする。 一方、米国及び欧州におけるダンピング訴訟の結果、欧米における価格の持ち直しが予想され、同様な現象はインド国内でも生じる見通しだ。目下独立国家共同体(CIS)産熱延鋼板の価格はトン当たり190-200米ドルで、同価格では全世界の年産4億トンの生産設備が損失を被る見通しだ。 また米国の調査会社ワールド・スチール・ダイナミクス(WSD)によれば、トン当たり301米ドルの世界平均価格でも、世界的に44社の採算が見込めるに過ぎない。 一方、銑鉄価格は過去11年来最低のトン当たり100米ドルに下降しており、Vizagスチールは生産削減を強いられたが、ブラジルでは40社が倒産に追い込まれている。 WSDはインドにおける銑鉄生産も1999年初までに回復に転じると予想しているが、価格は1999年一杯低迷し、2000年になって初めて回復すると予想している。(ET:11/16)