1998-11-19 ◆<星>HP、ネット・バンキング市場に橋頭堡 【シンガポール】ヒューレット・パッカード(HP)社は、最近OCBCバンク、ケッペル・バンク、POSBankのインターネット・バンキング構築を相次いで引き受け、シンガポールのネット・バンキング市場に強固な足場を築いている。 HP社は昨年末にOCBCバンクの総コスト130万米ドル(S$210万)相当のネット・バンキング・プロジェクトを引受け、15週間前に完成している。OCBCのシステムは、HP社独自のセキュリティー技術“HP VirtualVault”及び、国家コンピューター局(NCB)とNETs(ネットワーク・フォー・エレクトロニク・トランスファー)が合弁で設立したネット・コマースの認証機関“Netrust”に依拠している。HP VirtualVaultは、世界初のインターネット・バンク、米国拠点のセキュリティー・ファースト・ネットワーク・バンクも採用している。 HP社は今年6月にはPOSBankのオンライン・バンキング・システムの導入計画を120万Sドルで引き受けた。同プロジェクトでは、NSysコンサルティング・インクがヴァーチャルバンクと称するオンライン・バンキング・アプリケーションの納入を、Adroit Innovations Pte Ltd(AIPL)がイージー・ナビゲーションのためのユーザー・インターフェースの設計を、BroKat Systemeがデジタル証明の認証機能を果たすXpresso Serverの納入を、Netrustがデジタル証明の発行を、それぞれ引き受けている。POSBnetの契約者はNetrust発行のスマートカードと、ADCテクノロジー・インターナショナル製スマートカード・リーダーを支給される。 HP社はまたケッペル・バンクが250万Sドルを投じて進めるネット・バンキングとコール・センター・サービスの構築も引き受けたが、同プロジェクトではAdroit Innovations Pte Ltd/BroadVision Inc/Elcom Software Pte Ltdの3社がビジネス・パートナーを務め、Adroitはウェブサイトのデザインを、ブロードヴィジョンはユーザー・プロファイリング・ソフトウェアのセットアップを、Elcomはコール・センター・マネージメント・システム(CCMS)と他のシステムの統合を、それぞれ担当している。 ケッペルのネット・バンキングの顧客は、スマートカード技術を応用したPOSBankのシステムとは異なり、インターネット認証コード(IIC)とインターネットPIN(パーソナル・アイデンティフィケーション・ナンバー)を提供される。 ちなみに米国のセキュリティー・ファースト・ネットワーク・バンクは既に1995年10月18日に、世界に先駆けネット・バンキング・サービスを開始している。(BT:11/18)