1998-11-30 ◆<星>政府、CPF会員に住宅購入繋ぎ融資提供 【シンガポール】政府は26日、来年1月1日から中央積立基金(CPF)雇用主負担が10%ポイント・カットされるのに伴い、民間住宅や公共住宅購入ローンの支払いCPF資金を利用している者に対する繋ぎ融資スキームを発表した。 繋ぎ融資の額はCPF普通口座の6%ポイントと特別口座の4%ポイントのカットに伴う損失分に相当し、月収6000Sドル以上のCPF会員の場合には、月間360Sドルが上限になる。金利はCPF利子上乗せ0.1%ポイント。同スキームを利用する条件の1つは、CPF普通口座と特別口座の資金を先ず完全に使い尽くすことだが、保険料の支払い等にCPF資金を利用している者は、その分を留保することが認められる。 目下、CPF資金を住宅購入ローンの支払いに当てている者の内、21万7000人が、雇用主負担の10%ポイント・カット後、資金不足に陥る見通しで、この内16万6000人が住宅開発局(HDB)住宅の購入者、4万6000人が民間住宅購入者、4900人が民間住宅とHDB住宅双方の所有者となっている。 繋ぎ融資資金の利用可能期間は来年3月1日から3年間で、引き出し期間終了後、1年を経過した時点、もしくはローン利用者の年齢が63歳に達した時点のいずれか早い方が返済期間のスタート期日になる。一部の者は銀行にローンのリスケジュールを求めるものと見られ、繋ぎ融資スキームの利用者が実際にどれほどにのぼるかは、明らかでない。しかし政府は上限を設けず、需要が有りさえすれば、これに応じる。また景気の回復が早まれば、この種の繋ぎ融資も必要なくなる可能性があり、その逆に景気の回復が遅れた際には、政府は3年間の繋ぎ融資機期間をさらに延長すると言う。(BT,LZ:11/27)