1998-12-02 ◆<星>旅行者12ヶ月ぶりに僅かに増加 【シンガポール】シンガポールを訪れる旅行者の数は12ヶ月間連続して下降線を辿った後、10月には0.7%の増加を見た。 トップ12市場中7市場からの旅行者が増加、しかもいずれも二桁成長をマークした。最大の増加率を記録したのは香港で50.9%アップ、オーストラリア、英国、中国、ドイツ、タイからの旅行者も20%以上の増加を見た。またインド人旅行者は11.8%増加した。しかし以上の統計を発表した観光局(STB)は、比較対象となる昨年10月の数字が同年最低だった点を指摘している。 10月には、トップ2市場、日本とインドネシアからの旅行者は依然として7.9%と10.8%の下降を見たが、落ち込みの度合いは鈍化している。第4の市場マレーシアからの旅行者は24.8%下降、台湾と米国からの旅行者も各7%ほど減少した。 ASEAN諸国全体からの旅行者が11.5%減少する中で、タイからの旅行者は19.9%増加したが、これにはタイの学校休暇とともに同国経済の復調が反映されている。 旅行目的では休暇と友人親族訪問が共に60%の増加を見た反面、ビジネス旅行者は減少した。 ホテルの客室稼働率は69%と、1年前を4.7%ポイント下回り、平均客室料金も130Sドルと、14.3%下降した。 10月の旅行者総数は49万87000人で、この結果、年初10ヶ月の数字は152万人と、昨年同期を15.2%下回った。 一方、STBのエドモンド・チェン会長が月曜(11/30)催されたシンガポール・ツーリズム会議の席上語ったところによると、11月と12月の旅行者は7~9%落ち込む見通しだが、同局はその実今年通年で15~17%の落ち込みを覚悟していたため、先行きの見通しは若干明るさを増した感がある。1999年には一層の改善が見込めると言う。(BT:11/29,12/1)