1999-01-20 ◆<馬>宮澤蔵相、援助資金遅延問題で善処約束 【ロンドン/東京】宮澤蔵相は、マレーシアが300億米ドルのアジア援助計画下のローンを依然として受け取っていないことに驚きを表明するとともに、遅延の原因を調査することを約束した。 フランクフルトで催された2日間のアジア欧州蔵相会議に出席後、トランジットで先週土曜ロンドンに立ち寄ったマレーシアのムスタパ・モハメド第二蔵相は、同地でマスコミに以上の消息を語った。同相によると、宮澤蔵相はマレーシアに対する援助資金は昨年中に引き渡されているはずと、驚きを表明したと言う。 マハティール首相は最近、毎日新聞のインタビューに対して、300億米ドルのパッケージはアジアの救済には有効だが、援助はタイムリーでなければならないと強調、「マレーシアは50億米ドルの借款を認められたものの、様々な条件を満たすために、点検に点検を重ねねばならず、これでは実際に資金を受け取った時には、危機は終息しているだろう」と、日本当局の官僚主義を批判した。しかし毎日新聞はマハティール首相の同批判の大部分を日本語版には掲載しなかったようだ。 シンガポールのストレーツ・タイムズのインタビューを受けた日本大蔵省の幹部は、外国の報道で初めてマハティール首相の批判を知ったとするとともに、一般に円ローンはその手続き処理に1年を要するが、今回の援助では3ヶ月に短縮されていると語った。 ジャパン・リサーチ・インスティテュートのマレーシア問題専門家は、「マハティール首相の日本批判を掲載しなかった毎日新聞の意図は理解できる。首相が単なる苦情ではなく、建設的提案を行ったなら、有意義だったろう」と語った。(NST:1/18,ST:1/19)