1999-01-20 ◆<馬>アナリスト、資本逃避税導入予想 【クアラルンプル】マレーシアのダイム・ザイヌディン蔵相が近く短期資金の流出に対する資本逃避税や長期投資に対する奨励措置を導入するものと予想されている。 マレーシアにおける証券投資資金に対する1年間の国外持ち出し禁止措置が満期を迎える今年9月には、100億米ドル余の資金が海外に流出するものと予想されているが、蔵相に返り咲いたマレーシアのトップ・エコノミスト、ダイム・ザイヌディン氏は、資本逃避税の導入と長期投資奨励措置の導入により、こうした事態の回避を図るものと予想される。アナリストらは、資本逃避税により短期資金の海外流出が抑制され、奨励措置により長期資金が流入するなら、ウィン・ウィン・シチュエーションと指摘する一方、1米ドル=3.80Mドルの固定相場や全般的通貨管制は維持されるものと見ている。 資本逃避税の導入は第1四半期中にも行われる可能性があるが、ブラジル危機の域内への影響に対する懸念から決定が遅れる可能性もある。しかしマレーシアの外貨準備は260億Mドルに達し、新たな流動性問題に対処する軍資金は十分存在する。また一部のファンド・マネージャーはブラジル危機で、資金を通貨管制下のマレーシアにとどめておく方が安全と判断する可能性も有ると言う。(ST,BT:1/18)