1999-01-28 ◆<印度>アセチレン・ブラックに保護関税 【ニューデリー】インド政府は国内業界をダンピングから保護するため、向こう2年間アセチレン・ブラックの輸入に保護関税を課す方針を決めるとともに、予想される反発に備え世界貿易機構(WTO)に報告書を提出した。 産業保護総監(DGS)が作成した報告書によれば、国内業界はシンガポール、中国、フィリピン、日本、ベルギーからの輸入品により深刻な打撃を受けている。 しかし海外の輸出業者は「インドの国内業界は過剰生産に加え、主要生産地のケララ、カルナタカ両州の高い電力料の打撃を受けているに過ぎない。また具体的なダンピングの事実は立証されていないと主張している。 インド政府がWTOに提出した資料によれば、1997/98年の国内生産は4000メートル・トン、これに対して輸入は1640メートル・トンだった。1メートル・トン当たりの輸入価格は1997年の2400米ドルから昨年は1700米ドルに下降した。 当初の保護関税は1メートル・トン当たり1800米ドルの輸入価格の28%に相当する500米ドルを基準にしているが、これに35%の一般関税を加えると、税率は63%に達する。(ET:1/27)