1999-02-23 ◆<星>電子製品輸出、軒並みダウン 【シンガポール】シンガポールの国産非石油製品輸出の70%を占める電子製品輸出は、ディスク・ドライブ(HDD)/半導体等のキー・セクターの世界的な復調が伝えられたにも関わらず1月に1.7%の下降を見た。 世界最大のHDD輸出国、世界の主要な半導体輸出基地として知られるシンガポールにとって、電子産業は国内総生産(GDP)の15%を占め、電子製品輸出、取り分け対米輸出の伸びは、国内経済回復の必須条件と見なされている。 しかし1月のHDD輸出は昨年同月比0.2%減の14億Sドル、プリント基板(PCB)輸出は10.3%減の9億8100万Sドルにとどまった。この他、プリンター輸出(S$1.71億)は最悪の-14.5%、パーソナル・コンピューター(PC)輸出(S$3.11億)は-7.5%、集積回路(IC)輸出(S$8.69億)は-2.2%と、軒並み下降した。 世界的な電子産業の復調を示す一連の朗報が伝えられていたことから、アナリストらは1月の電子製品輸出の不振に一様にショックを受けている。先月米国半導体機器のBB(ブック・ツー・ビル)レシオは4カ月連続の上昇を記録、市場調査会社は今年通年のHDD出荷ユニット数が18.1%増の1億7110万ユニットに達すると予想していた。 Vikers Ballasのアナリストは、1月の統計数字から昨年第4四半期に生じた世界的な電子業況の復調がシンガポールの輸出回復につながるとの見方が疑わしくなったと指摘した。それによるとマレーシア等の輸出は昨年第4四半期に良好な実績を上げ、世界的電子市況の回復から恩恵を受けていると言う。(ST:2/21)