1999-03-17 ◆<星>米国薬品会社、地域薬品開発センター設置 【シンガポール】米国拠点の薬品会社Pharmacia & Upjohn(P&U)はシンガポールにアジア太平洋地域薬品開発センターを設置、向こう5~10年間にグループ営業額に対する当地域の貢献を少なくとも2倍に拡大する計画だ。 P&UのGoran Ando副社長が15日に催された地域センターの開所式で語ったところによると、日本を除くアジアの営業額に対する貢献は5~7%で、日本は10%。昨年の世界の薬品売上は3000億米ドルと見積もられ、アジア太平洋地域はその内15~20%を占めたものと見られる。 P&Uは中国で肝臓癌治療薬の臨床実験を進めており、成功すれば、更に他の地域での実験も行う。同薬品の開発には、さらに4~5年を要する見通しだ。域内における研究開発には年間数千万米ドルが投じられ、シンガポールの域内センターが成功すれば、同投資額は一層拡大される。シンガポールの域内センターは日本を除くアジア太平洋地域における薬品実験を調整・管理する。R&Dの重心は抗生物質、癌治療法、伝染病、中枢神経の研究に置かれる。ちなみに世界医薬品会社番付17位にランクされるP&Uの今年のR&D予算は9億5000万米ドル、従業者は3万人を数える。(ST:3/16)