1999-03-23 ◆<星>2月の国産非石油製品輸出7%ダウン 【シンガポール】輸出志向型シンガポール製造業の健康度を占う指標とされる国産非石油製品輸出は、引き続くアジア主要市場の需要不振と、一部電子製品輸出の下降から、2月には昨年同月を7%下回る65億8000万Sドルにとどまった。 国産非石油製品輸出はこれで連続7カ月マイナス成長を記録、しかも、下降幅が拡大する傾向も見られることから、アナリストらは経済回復の時期はさらに遠のいたと評している。とは言え落ち込み幅はエコノミストらが予想した5~7%の範囲に収まった。 南洋理工大学(NUS)のエコノミストは、電子部門の需要は依然として弱く、米国方面の需要拡大の恩恵は3月、4月のデータを見ないとハッキリしないと語った。 シンガポールの往復貿易は245億3000万Sドルと、昨年同月比16.9%下降した。しかし貿易開発局(TDB)は、今年は旧正月休暇が2月になったことから就業日数が昨年に比べ10%ほど少ないことを配慮する必要があると指摘している。そこで旧正月やハリラヤ休暇の影響をスクリーンした3カ月移動平均で見ると、2月の国産非石油製品輸出は6%、往復貿易は12.9%の落ち込みとなる。 ディスク・ドライブ(HDD)/プリント基板アセンブリー(PCBA)/集積回路(IC)/パソコン(PC)/プリンターの電子製品トップ5品目の2月の輸出は-4.9%(-5.6%)ダウン(括弧内は移動平均以下同様)。特にPCBは-10.3%(-11.2%)、プリンターは-7.5%(-9.3%)と不振が目立った。この他、HDDは-0.3%(+3.7%)、ICは-2.3%(-6.5%)、PCは-7.5%(-9.3%)となっている。 主要輸出先では欧州向け国産非石油製品輸出がプラス成長を見たにとどまり、米国/マレーシア/日本/香港向けはいずれも引き続き下降した。とは言えクレジット・スイス・ファースト・ボストン幹部は電子製品輸出は今月から力強い回復に転じると予想した。(ST,LZ:3/21)