1999-04-05 ◆<印度>自動車産業の再編は不可避:調査会社 【ニューデリー】Maruti Udyog Ltd(MUL)の20%減益に象徴されるインド自動車業界の長引くリセッションは、同業界が大型再編の時期を迎えつつあることを暗示している。 世界的にも著名なロスアンゼルス拠点の市場調査会社JD Power & Associates(JDPA)によると、向こう2年内にインド自動車産業が大幅な構造再編を強いられることは、ほとんど不可避と言う。 それによると、米国や欧州市場におけるものと同水準の高い品質と技術を装えた新モデルを長期的にインド市場に投入できる企業のみが生き残り、それ以外のプレーヤーは退場する他ない。 JDPAのジェームズD.パワー取締役によると、インド自動車市場は向こう2年間も低成長が持続、世界自動車産業の構造再編の影響やインド経済自体の再編の影響を受ける見通しだ。 JDPAのパートナー、クリストファ・ボンシ氏によれば、向こう2年間にはインド自動車市場に大量の新モデルが投入され、競争が熾烈化するものと見られる。ジェネラル・モーターズの1998/99年度年初11カ月のオペル・アストラ販売台数は57%ダウン、フォード・インディアのエスコートも52%減と、ほとんどのメーカーの販売台数が下降、インド自動車市場の80%のシェアを握るMULも6%の売上減を発表した。しかしホンダ・シティーだけは、60%の売上増を報告している。 僅か40万~50万台のインド市場に1ダースを超えるメーカーがひしめいており、日本でさえ6~7社のメーカーが存在するに過ぎないことからも、インド自動車産業の構造再編は不可避と言う。(ET:4/2)