1999-04-09 ◆<印度>BJP、政権維持目指し東奔西走 【ニューデリー】連立政権最大パートナーのインド・アンナ・ドラビダ進歩同盟(AIADMK)の閣僚2人の辞職で、動揺するバジパイ政権の幹部らは、各方面の支持取り付けを目指して東奔西走している。 連立政権をリードするインド人民党(BJP)のスポークスマンは7日、AFPに対して「AIADMK閣僚の辞職で政府が瓦解するようなことはない。我々は各政党や個人と個別に接触を試みているが、反応は良好で、支持取り付けは可能」と語った。 Ramakrishna Hegde商務相は、AIADMKが連立政権から離脱した際にタミールナド州におけるのAIADMKのライバル、ドラビダ進歩同盟(DMK)との提携の可能性に関して、「そうしたことも検討されているが、現状ではコメントできない」と語った。 火曜に辞表を提出した2閣僚は、女優から政治家に転向したJayalalitha Jayaram女史に率いられるAIADMKのメンバーで、同辞職はAIADMKのバジパイ連立政権からの離脱の序曲と見られている。 国会勢力18議席のAIADMKの支持を失えば、バジパイ政権は国会過半数に15議席不足することになり、政権を維持できなくなる。 当初Bhagwat海軍参謀長の罷免事件を巡りジョージ・フェルナンデス国防相の更迭と参謀長の復職を要求したジャヤラリタ女史は、その後、インド政府とスズキの対等出資合弁事業Maruti Udyog Ltd(MUL)の政府持分売却計画に銃口を向けたが、火曜にはLal Krishna Advani内相とフェルナンデス国防相は、サウジアラビアの富豪Osama bin Laden氏の支援を得たムスリム・テロリストの南部インドにおける活動を阻止しなかったと非難した。女史は「国家の安全を危殆に陥らせるこの種の怠慢を決して見過ごすことはできない。政府が適切な措置を講じないなら、AIADMKは、インドをアフガンやボスニアにせぬため必要なイニシアチブを採る」と警告した。 ヒンドスタン・タイムズは 「倒閣運動に弾み」と題する社説の中で、「バジパイ政権転覆の目標は達成できるかも知れないが、深刻なインベストメント・クランチを惹起する恐れがある」と警鐘している。(BT:4/8)