1999-04-20 ◆<星>アジアはカンバック:リー副首相 【ロンドン】アジアは必ずカンバックするが、今直ぐではない。また個々の当事国の経済危機への対応の如何により、その時期も一様でない。 投資銀行メリルリンチが先週ロンドンで主催したアジア太平洋地域の投資機会に関するセミナーの席上、リー・シエンロン副首相は、以上の指摘を行うとともに、長期的見通しや眼識を備えた投資家は、経済がボトムまで落ち込んだ今日も依然として多くの投資機会を見出すことができると語った。 それによると、韓国とタイは景気回復の先頭に立っているが、為すべきことは依然として多く、マレーシアの通貨管制はなお暫く続く見通しだ。インドネシアは最も深刻な困難に直面している。中国は市場改革を継続するものと見られ、米中関係の改善と中国の世界貿易機構(WTO)加盟実現が望まれる。 シンガポールに関してはビジネス・コストの削減を図ると共に長期的な経済基盤育成に取り組んでいる。こうした努力の成果が現れるまでには時間を要するが、景気復調の兆しは既に生じている。例えば3月の輸出は過去数ヶ月来初めてプラス成長を回復、解雇の波は鎮静しつつある。また電子業況も回復に転じている。 国内銀行市場の開放に関しては依然としてその方式が検討されている。銀行市場の開放の影響するところは大きく、デリケートな問題を含んでいるため、政府は様々なオプションやリスク、自由化のタイミング等を、慎重に研究していると言う。(ST:4/15)