1999-05-12 ◆<星>ウェブオフィス、再来年はナスダック登録も 【シンガポール】昨年9月に発足し、今年2月からインターネット・ビジネスを開始したばかりのwebOffice(www.weboffice.com.sg)は既に170社を超える常連顧客を得、来年は年商1000万Sドル、再来年はナスダック登録を目指している。 オフィス用品のAmazon.com(インターネットを通じて書籍を販売する米国企業)に成るのが目標と語るウェブオフィスのPao Ning Yu重役(MD)によると、これらの顧客には地元インターネット・サービス・プロバイダー、パシフィック・インターネットやサイバーウェイも含まれ、1社当たり毎月500Sドルを超える注文が寄せられている。顧客リストには政府系企業も名を連ね、政府入札にも参加している。 通常オフィス用品のサプライヤーは倉庫やトラック、店舗を有し、多くのセールスマンを雇用しているが、ウェブオフィスはオフィス・スペースを賃借している以外、有形資産はほとんど何もない。 ウーテーラム・グループ傘下のAscent Logisticsが倉庫や配達業務等を引き受けており、インターネットのお陰でセールス・スタッフもほとんどなく、シンガポール全土をカバーするサービスを提供している。目下従業員は16人で、比較的長期にわたり30人を越すことはないものと見られる。 工場から直接仕入れを行い、大量販売を行っているため、ウェブオフィスの商品は何れも競争力がある。また事務用品の調達に毎週3時間を費やす企業は、ウェブオフィスを通じれば、所要時間を10分に短縮でき、今日注文した品は、翌日配達される。 ウェブオフィスは米国企業Sterling Commerceの技術を応用しており、今年末までには、受注から配達までのプロセスが完全に自動化される。 ウェブオフィスは最近シティーバンクとインターネット・ペイメント・ソルーションに関わる覚書を交換した。シティバンクはVisa Purchasing Cardを発行する。これはコンピューター・スクリーン上のバーチャル・カードで、顧客はマウスをクリックするだけで、Netを通じ支払を行える。 ウェブオフィスの年商は来年末までに1000万Sドルの大台に乗り、利益も計上できる見通しで、同社はその時点で域内市場の開拓に乗り出す計画だ。半導体ビジネスを手掛ける地元企業SingaTrustが80%出資するウェブオフィスに一部の資金を提供している某ベンチャー・キャピタル会社はナスダック登録を勧めており、2001年には同目標も実現する可能性があると言う。(BT:5/10)