1999-06-17 ◆<馬>TNB、来年から電力買い上げに入札制導入 【クアラルンプル】電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)は、来年第1四半期から独立電力供給業者(IPP)からの電力購入に入札制を導入する計画で、これによりTNBは年間最大10億Mドルを節約できる見通しだ。 アナス・モハド・ノール電力総監によると、電力部門に競争原理を導入することにより、サービスの向上、市場環境を反映した電力価格の実現を目指す。 例えばYTLコープやMalakoff Bhd等のIPPは、それぞれ電力の希望販売価格を提示、TNBは最も安い価格をつけたものから、電力を購入する。 TNBは目下固定価格でIPPから電力を購入、その支払が年間35億Mドルに達する。TNBは1998年8月期に30億9000万Mドルの損失を計上したが、IPPからの電力購入負担が経営悪化の一因とされる。1999年2月期半期には3億7500万Mドルの利益を計上したが、これにはマレーシア政府が導入した1米ドル=3.80Mドルの固定相場制により対外債務が軽減されたことが影響している。いずれにしても入札制の導入により、電力の高値購入を通じたIPPに対する間接的補助が返上される。(ST,BT:6/15)