1999-06-21 ◆<印度>SAIL、特殊鋼部門の再編に着手 【カルカッタ】スチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)は、マッキンゼイ&Coの勧告に基づく非中核ビジネスから手を引く方針に従い、赤字経営の特殊鋼ビジネスの再編計画に着手した。 特殊鋼部門は1998/99年度の1573クローの損失の内415クローを占めている。SAILの特殊鋼部門にはタミールナド州のSalem Steel Plant (SSP)、西ベンガル州DurgapurのAlloy Steels Plant (ASP)、カルナタカ州BhadravathiのVisvesvaraya Iron & Steel Plant (VISP)が名を連ねている。SAILはこれらの部門に投資し、黒字転換を達成してくれるような合弁パートナーを物色している。既に英国、カナダ、日本方面からSSPに対する関心が表明されており、SAILはJMモルガン・スタンレイをSSP再編のアドバイザーに指名した。しかしながら、ASPとVISPに対しては、この種の引き合いはまだない。SAILはASPについては再編計画を準備しているが、生半可なものとの批判がなされている。 特殊鋼領域ではSAILは多くの小規模プレーヤーの挑戦を受けている。これらの競争者の間接費は低いため、特殊鋼部門の再建には経験と資金力を兼ね備えたパートナーが必要とされる。 SAILはSSPの後方総合化を通じて単なるリローラーではなく、総合スチール・プラントにすることにより、黒字転換は可能と見ているが、膨大な債務と赤字を抱えた同社には300クローと見積もられる追加投資資金を工面する力がないのが現状と言う。(IE:6/17)