1999-07-08 ◆<星>地場5行の域内不良貸付24.3%にアップ 【シンガポール】シンガポール地場銀行5行(DBS/OCBC/OUB/UOB/ケッペル・タットリー)のマレーシア/インドネシア/タイ/韓国/フィリピンに対する貸付に占める不良貸付(NPL)の比率は昨年9月末の17.8%、昨年12月末の23.3%から今年3月末の24.3%にさらに上昇した。 シンガポール金融管理局(MAS)会長も兼ねるリー・シエンロン副首相は6日の国会答弁で以上のデータを発表するとともに、NPLのこうした水準はいずれの地元銀行の財政の健全さにも脅威を及ぼすことはないと付言した。 それによると、地場銀行のこれらNPLに対する引き当てと、抵当の額はNPLの総額を上回っている。国内貸付や他の国際貸付活動も総合すると、3月末時点の地元銀行のNPLの比率はなお8%にとどまっている。とは言え同比率も昨年9月末の6.6%、昨年12月末の7.6%を上回っている。 地元銀行は、再編されたローン/抵当付きローン/元利支払が行われているローンであっても、財政基盤が薄弱と判断されれば、NPLに含めている。このため、NPLが膨張している。また地場銀行が、あらゆる回収の手だてが尽きるまでNPLの帳簿抹消を行わないことも、NPLの拡大に拍車をかけていると言う。(ST,BT:7/7)