1999-07-30 ◆<星>現在のSドル・レートは理想的:副首相 【シンガポール】シンガポール金融管理局(MAS)会長を兼ねるリー・シエンロン副首相は28日、現在のSドル・レートは貿易の実勢に照らして妥当な水準に有り、MASにとっても心地よい水準と指摘した。 それによると、目下のところインフレを抑制する必要はなく、経済全般の設備能力にもゆとりが有ることから、シンガポール政府はSドル・レートを貿易の実勢に委ね、干渉を控える中立の立場を維持している。 一部の者はSドルをプロクシー通貨として利用、また別の者はSドルを安全ネットと見なしている。しかしSドルの国際化を望まぬMASの姿勢は変わっていない。したがってSドル借款を海外投資に用いることは奨励しない。 一方、第2四半期の経済動向は予想以上に良好で、通年の成長見通しも近く改められる。シンガポール政府は、成長見通しに関して特に保守的ではないが、余りに高い目標を掲げて、実現できないようなことは回避せねばならない。シンガポール政府は出来るだけ現実的な目標を立て、一つ一つこれを実現する方式を採用していると言う。(ST,LZ:7/29)