1999-08-24 ◆<星>クアンタム、世界的に従業員800人整理 【シンガポール】米国拠点のディスク・ドライブ・メーカー、クアンタム・コープは20日、全世界で750~800人の人員整理を計画しているが、シンガポール業務は影響を受けないと発表した。 クアンタムのアジア太平洋地域マーケッティング担当David Rawcliffe取締役は、「シンガポールではもとから最小限のスタッフが雇用されており、特にロジスティクス・センターに関しては増員さえ計画されている」と指摘した。クアンタム製品の製造を引き受けている松下寿のジュロン工場に隣接して設けられたロジスティクス・センターには正社員100人、契約労働者20人余が就業している。またサンテク・シティーのセールス&マーケッティング事務所には約60人が勤務。シンガポールは全世界をカバーするサプライ・チェーンのハブとしての重要な役割を果たしていると言う。 ドライブ開発プログラムの整理の結果米国で直ちに115人が解雇される。残りは米国とアイルランドにおける倉庫とロジスティクス・センターのスタッフが影響を受ける。これらの施設では顧客の仕様に基づくコンフィギュレーションが手掛けられて来たが、クアンタムの発表によると、人員整理は、主により多くの製品がコンフィギュレーション・センターを介さずに工場から直接顧客に出荷されるようになったため。このため米国だけで合わせて615人が整理されると言う。 熾烈な値下げ競争がHDDメーカーの6月期四半期業績を悪化させ、ウェスタン・デジタルは先々週シンガポール・スタッフ2500人の整理を発表した。クアンタムはUS$700サブPC(パソコン)用ローコスト・ドライブに照準を合わせる戦略を採用しているが、この種の製品は最も急速な値下がりを見ている。クアンタムは今回の人員整理のため、9月期四半期に5000万米ドルの引き当てを予定しているが、これにより年間1億米ドルの経費が節減できる見通しと言う。(BT:8/21)