1999-09-07 ◆<星>ユニシス、政府プロジェクトに積極進出 【シンガポール】一時はメインフレーム企業として知られたユニシスは、今や南アジア売上の70%を情報技術(IT)サービスに依存、取り分け政府系プロジェクトに積極的に進出、人員も大幅に拡大している。 Unisys Asia SouthのLuis Dominguez社長によると、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイにおける少なからぬ政府プロジェクトを獲得、これらの国での業績は良好だ。 最近マレーシアではガバメント・マルチパーパス・カード(GMPC)プロジェクトのシステム統合に関わる2100万米ドルの契約を獲得した。GMPCはIC(国民の身分証明証)、運転免許、パスポート、保健情報、電子キャッシュ等の多機能を備えたスマートカードで、2年内にクアラルンプル周辺で先ず導入、その後全国規模での採用が予定されている。同プロジェクトに関わる契約の総額は7100万米ドルで、ユニシスは同プロジェクトを獲得したコンソーシアムの一員である。 フィリピンでは陸運局(LTO)のITプロジェクトのシステム統合契約を3800万米ドルで獲得した。同プロジェクトの期限は2年で、これによりフィリピン国民はある種の政府サービスをインターネットを通じて申請、処理できるようになる。 タイでは、通関業務のオートメ化に関わる契約を、シンガポールでは人々の国内移動を容易にするある種のプロジェクトと電子支払い方式に関するプロジェクトを獲得した。シンガポールにおける後者のプロジェクトには例えば電子小切手のような方式が含まれ、既存の金融規則そのものにも大きな影響を及ぼす見通しだ。 ユニシス・アジア・サウスの業務はフィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール、スリランカ、インドネシアをカバーしているが、急速な事業の拡大から人員の大幅な増員が必要とされており、先月だけでシンガポールにおける15人を含め300人が新規雇用された。今日ユニシス・アジア・サウスは1200人のスタッフを擁し、内約100人がシンガポールで勤務している。 ユニシスは政府の他、電気通信会社や銀行にも奉仕、過去2年来アジア・サウスの営業額は2倍以上に拡大、今年も22%の成長が見込まれている。香港/シンガポール/クアラルンプルはアジアにおける1つのバーチャル・ヘッドクオーターの役割を担っており、Dominguez氏自身はクアラルンプルを拠点にしていると言う。(BT:9/6)