1999-10-06 ◆<馬>砒素中毒の兆候なし:アンワル氏医療報告 【クアラルンプル】クアラルンプル高裁は5日、アンワル前副首相に砒素中毒の兆候は見られないとする医療報告書の内容を発表した。 ユニバーシティー・クバンサアン・マレーシア・ホスピタルが作成した報告書には内外の医療専門家12人の意見が添えられている。それによると、アンワル氏は昨年9月に逮捕拘留されて以来、体重の急減、脱毛、指先の麻痺、皮膚疾患、体調不順等、多くの症状を呈しているが、これらの原因は不明。医療検査の結果、エイズ、腎臓病、糖尿病、貧血、肺結核、癌に罹患している兆候は見られない。しかし報告書は、アンワル氏の肺に疾患が有り、頻繁な頭痛も訴えられていることから、引き続き健康状態をモニターする必要があると付言している。 同報告書は4日、高裁に提出され、翌日アンワル氏のソドミ公判審理の開廷に際して裁判官により読み上げられた。アンワル氏の弁護士は報告書を作成した医療人員の出廷/証言を求めたが、裁判官は同要求を却下した。 この日はまた、アリフィン裁判官が、マハティール首相子息が会長を務める企業の役員を務めていた経歴を有することを理由とする、弁護側の裁判官交替要求も却下された。(ST,LZ:10/6)