1999-10-26 ◆<星>射出成形のFEL、中国業務を拡張 【シンガポール】最近中国における事業の再編を完了したセスダック登録のファースト・エンジニアリングLtd(FEL)は、さらに追加投資を行い中国業務を拡張、グループの主要な生産拠点にする計画だ。 FELの創設者アンソニー・オン・シンセン(王新生)会長によると、FELは、1997年にスイス企業Mikron Holdingsと合弁で設立したMikron FEL Pte Ltd(払込資本600万Sドル)の50%の持ち分を同パートナーに売却する一方、当初Mikron FELに注入していた広州サンシン・プレシジョン・モールズ&プラスチックス・エンジニアリングとシー・チェン・プレシジョン・モールド・アンド・プラスチック(上海)Co Ltd権益を回復、前者の持ち分を30%から51%に拡大、後者を完全出資子会社とした。 FELは500万Sドルを投じてこれら上海と広州の生産施設を拡張する。広州業務は過去3年連続利益を計上、上海業務も最近収支均衡を達成した。これら2工場は2000年3月期年度のグループ業績に貢献するものと期待される。上海工場は自動車産業向け成形業務に進出するため、新たな工場施設の賃借と新設備の購入に200万~300万Sドルを投じる。広州工場はこれ以前に買収した1.2haの土地に5万平方フィートの工場を建設中で、明年1月の完工が予定されている。投資額約150万Sドルの同拡張計画により機械設備の台数は現在の10台から40台に増える。 FELの1999年3月期半期営業額は5464万Sドル、税引き利益は379万Sドルだった。下半期の業績についてオン氏は、今年末までは特に問題ないが、来年第1四半期は多少に関わらず2000年問題の影響を受ける可能性があると指摘した。それによると、同社顧客の多国籍企業は2000年問題を懸念し、十分な在庫を確保するよう求めており、譬え何も生じなくてもこれらの在庫が存在するため、生産活動は減速する恐れがあると言う。(LZ:10/22)