1999-11-03 ◆<馬>首相、国会解散・総選挙の時機に依然煩悶 【クアラルンプル】新年度予算案が国会に上程され、経済も復調に転じたことから国会が今週中にも解散され、総選挙が行われるのではないかとの噂が巷間に伝えられているが、マハティール首相は1日、「今が総選挙を実施する好機か否か自分には定かでない」、「右にすべきか、左にすべきか、決断がつかない」等と語った。 与党連合国民戦線(BN)の幹部は解散を11月の第3週と予測したが、これ以前に年内に繰り上げ総選挙が行われると予想していた野党民主行動党(DAP)のリム・キッシャン書記長は、「首相は来年1月まで選挙を持ち越すだろう」と予想した。 リム氏は国営ブルナマ通信に対して「国会は年内には解散されないと思う。首相は3分の2議席を確保する確信を得るためになお時間を必要としている」と語った。 アナリストらはマハティール首相が、12月初めにスタートするムスリムの断食月が終了後まで選挙を繰り延べると予想する一方、60万人の新有権者が加わる2月以前に総選挙を行うものと見ている。 マハティール首相は、アンワル前副首相のソドミ公判に証人として召喚されており、今週中にも証言台に立つものと予想されている。同公判における首相の証言は政治的に大きなインパクトを生じさせる見通しで、選挙結果も左右しかねない。また11月の雨期には与党支持有権者の投票率が下降することも予想される。地元の政界アナリストは、中央銀行前総裁補のアンワル前副首相の30億Mドル隠し預金に関わる暴露発言は、マハティール首相の支持者にまで火の粉がかかる恐れがあると予想した。(ST,BT:11/2)