1999-11-16 ◆<星>域内半導体チップ売り上げ、二桁成長回復 【シンガポール】今年のアジア太平洋地域(日本を除く)の半導体売り上げは昨年比17%増の360億米ドルが見込まれ、2003年には610億米ドルに達する見通しだ。 GartnerGroup Inc.傘下の市場調査会社Dataquestによれば、半導体売り上げのプラス成長は1997年以来初めてのことで、二桁成長は4年ぶり。台湾震災にも関わらず、今年の世界半導体売り上げは、昨年比14.1%増の1550億米ドルが見込まれている。またアジア太平洋地域の半導体販売の二桁成長は2002年まで持続する見通しだ。 半導体売り上げを牽引しているのは依然として通信機器、消費用電子製品、パーソナル・コンピューター(PC)で、これらだけで半導体販売全体の約3分の2を占める。またデジタル・ホームや通信事業の爆発的成長、パーソナル・モービリティー、Eコマース等の潮流が広帯域通信の需要を急速に高めている。 世界の半導体市場は2003年には2500億米ドルに達し、DRAM(ダイナミック随時アクセス可能メモリ)チップ市場は今年の210億米ドルから2003年の480億米ドルに拡大が見込まれている。 ASIC(アプリケーション・スペシフィク・インテグレーテッド・サーキット)チップの需要は今年の170億米ドルから2003年の340億米ドルに拡大が見込まれ、2000年上半期にはDRAMチップの供給が逼迫、2002年にはこうした逼迫がピークに達する見通しだ。この間には売り上げの急増も見込まれる。しかし2003年には再び供給過剰が生じ、値下がりに転じる見通しだ。 米国地域の今年の半導体収入は昨年を15%上回る520億米ドル、2003年のそれは850億米ドルに達する見通しだ。欧州の今年の売り上げは昨年比8%増の320億米ドル、2003年には520億米ドルに達するものと見られる。日本の成長は若干勢いが鈍ったものの、今年も昨年比15%増の350億米ドルが見込まれ、2003年には520億米ドルに達すると言う。(BT:11/15)