1995-06-27 ◆<星>首相、経済成長鈍化を楽観 【シンガポール】シンガポール政府は、インフレの懸念低減にも役立つ経済成長率の鈍化を楽観視していると言う。 ゴー・チョクトン首相が先週台湾の聯合報に語ったところによると、シンガポール経済は過去数年平均8%の成長を遂げ、昨年は10.1%を記録したが、これは政府の4~6%の長期的成長目標を上回っている。誰も全速力で長距離を走り通すことができないのと同様、一国の経済も長期間高度成長を続けることはできない。同相はしばしば複数の閣僚と経済動向に分析を加え、例えば中国、米国、日本における急変等を想定した対応策を練っている。 政府の清廉/効率と国民の進取の気性はシンガポールが将来の試練を乗り切る鍵となる。したがってシンガポーリアンのいわゆるキヤスー(負けず嫌い)のマイナス面ばかり強調されるべきではない。 一部の国は来年バンコクで開かれる欧亞サミットの規模が余り大きくなることを懸念しているが、門戸は開放されており、シンガポールとしては将来オーストラリア、ニュージーランド、香港、台湾等の国(地域)が参加することを拒まない。シンガポールは当初これらの国(地域)の首脳も第1回会議に招く考えだったが、一部の国は最初は小規模の方がまとめ易いと考えている。欧亞サミットは将来両大陸間の定期対話の重要機関になる可能性が有るが、現状では毎年定期開催されるか否かは明らかでないと言う。(LZ:6/25,ST6/26)