2000-01-19 ◆<星>Sドルの国際化は不可避:副首相 【シンガポール】シンガポール・ドル(Sドル)の国際化は避けられないが、短期的に問題が生じる恐れはない。 リー・シエンロン副首相兼金融管理局(MAS)会長が17日の国会答弁で明らかにしたところによると、何をもってSドルの国際化と言うかも、明確な基準が有る訳ではなく、規制緩和のレベルの問題である。昨年11月に、国内資本市場の成長を促すため採用した一連の調整により、Sドル相場は確かに以前に比べ不安定になったが、依然として抑制可能なレベルにある。 Sドルの国際化防止策の要点は、非居住者がシンガポール経済とは無関係な目的のためにSドル建て借款を取り入れるのを制限することにある。多額のSドルが海外に持ち出されるなら、Sドルの有効な管理はできない。このためシンガポール市場でSドル借款を調達した外国企業には、海外に持ち出す前に他の外貨に転換することが義務づけられている。 日本のような大国でも円の有効な管理は難しく、シンガポールのような小国ではなおさら困難だが、仮に投機家がSドルを標的にした投機活動を行うなら、シンガポール政府は決して手をこまねいて傍観するようなことはない。シンガポールには十分な準備金も存在するため、投機家も軽々にSドルを攻撃対象にすることはないと言う。(LZ:1/18)